就職して終わりじゃない!新時代のキャリアステップ~複業編~

「ひとつの会社に就職して、一生その会社に勤める」これが当たり前と言われていた時代はもうすでに過ぎ去りました。

同じ組織の中でエスカレーター式にキャリアアップしていくことが難しい新時代。仕事を通じてしっかりと実績を積むことができたら、獲得した知識や経験を活かすために、新たな活躍の場を求めて自ら考え、行動し続けることでキャリアアップに繋がります。ここでは、新時代のキャリアアップの方法のなかで、新しい「複業」という考えを紹介していきます。

写真はイメージです。

複業とは?副業とどう違うの?

 「副業」という言葉は聞いたことがありますか?副業は、本業を持ち、そのお本業に差し支えない程度に、別のお金を稼ぐ生業をもつことを「副業」と呼んでいました。

 この「副業」も禁止している会社や事業所もまだ多いですが、本業だけで十分な収入を出せない場合や、特別な技術や才能をもつ社員について、許可制で認めている会社も増えてきました。この副業と「複業」はどう違うのでしょうか?

 「複業」とは、本業、副業という差をもつのではなく、最初から複数社で働くことを前提に、週4日と週2日で働く先を分けるなど、いくつかの企業や団体に所属し働くライフスタイルのことです。コロナ禍の中、就業日数を減らす企業が同時に複業を認めたり、テレワークが進むなか、急速に広がってきました。

 例えば、IT会社に勤めている人が都会の会社で4日働き、自分が住んでいる田舎の地域の会社に2日で収入を得る、という例も出てきました。単に収入が減ったから、補うために仕事を掛け持つというのではない、やりがいや自分のスキルで貢献したいという動機で複業を選ぶ人も増えています。

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広がる複業のスタイル

 今までの「兼業農家」も、これまでにあった複業形態といえるでしょう。週2~3日は漁業や林業で自然ともに働き、3日~4日は企業の中でITを駆使して働くというもの面白いですね。

 IT企業のサイボウズ株式会社が、複業について「複業Lab」でわかりやすくまとめています。世代によって、いろんな働き方やメリットがあるんですね。

会社員として働きながら、他の場所でも仕事をする。
1つの会社にとらわれない「複業」をする人が増えつつあります。
ただ、一言で複業と言われても、実際にやってみないとよく分かりません。
複業ってなんのためにするの?どんな例があるの?経営層の人たちはどう思っているの──?サイボウズ式で、複業について考えるための「複業Lab」を開設しました。

サイボウズ株式会社「複業Lab」
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/feature/parallel.html

 今の高校生が、バリバリ働いているときには、この複業が当たり前になっている社会になっているかもしれません。その意味で頭にいれておくとよいかもしれません。

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