なとるのDream repo

レポーター:@18高校生編集部 なとる

【起業家さんたちのリアルに触れてきました!】

8/6 に東海若手起業塾 15 期の塾生を決定する最終選考会が開催されました!起業家の方々のプレゼンテーションを見ることのできる貴重な機会でした。高校生の参加は私だけと聞きとても緊張しましたが、いい経験ができたので今回記事でお伝えしようと思います。

※東海若手起業塾とは

東海4県(愛知県、三重県、岐阜県、静岡県)から社会を変える起業家を対象に、「社会問題を捉える力」「解決方法を提示する力」「資金を調達する・稼ぐ力」「人や組織の協力を得る力」「経営者としての人間力」を育むための支援を行うプログラムです。

今年で15期を迎えた東海若手起業塾に入塾される最終選考会が8/6に開催されました

私は運営サポートとして参加させていただき、オープニング前の準備段階から携わらせていただきました。その場には企業のインターン生だけでなく、すでに教職に就かれている方もいらっしゃいました。学校の先生が起業家のプレゼンを見に来るなんて意外だと思いませんか?大人になって職に就いても自身のために向上しようとしている姿は素敵ですよね。

オープニングが近づくにつれて、会場は賑やかなものになっていきました。

起業家の方や審査員の方々、プレゼンを見に来られた方はすでに面識があるらしく、皆さん会話が弾んでいらっしゃるようでした。側で見ていて私はその繋がりの広さに圧倒されるばかりでした。私と一緒に準備を手伝った大学生のお姉さんも次々に挨拶をし、名刺交換をしていました。数年後、そんな積極的な人になれたらいいなと思います。

選考会が開始されると、会場は緊張に包まれました。オープニング、挨拶が終わると、いよいよ起業家さんたちによるプレゼンが始まりました。横から見ていて感じたことですが、心なしか審査員の方々は楽しそうでした。緊張感はあるけど少し余裕のある、変わった空間でした。

プレゼンを行う起業家さんは 4 人いました。

「そんなところにビジネスがあったなんて」と思わされる起業家さんたちばかりで聞いていてとても面白かったです。高校生の私でも理解できる、とても分かりやすいプレゼンでした。プレゼンをしてくださった方はこんな感じです↓↓↓

1 一般社団法人たかすのす 渡邊慎さん

2 コンポスペット 濱谷政士さん

3 一般社団法人つなぐ 野山直人さん

4 株式会社カネコ小兵製陶所 伊藤祐輝さん

「コンポスペット 濱谷政士さん」のプレゼンは私たちに身近な内容だったので、紹介しようと思います。

皆さんコンポストはご存じですか??

簡単に説明すると、『家庭からでる生ごみなどの有機物を、微生物の働きを活用して発酵・分解してくれる土』って感じです。

日本は家庭からのゴミの排出多く、それを焼却しているのですごく環境に悪いです。よって、この活動をみんなが行えば、環境問題の解決につながりますよね。

でも実際は、コンポストを知らない人、長続きしなかった人、が多いみたいです。

濱谷さんはここに目をつけ、コンポスを身近なものにするためにアプリ開発の提案をしました。

コンポストの中にいる微生物をキャラクターのようにして、アプリを通して育成できるようにします。スライドに映されたキャラクターはとても可愛かったです。

これは長続きしそうな気がしませんか??

という感じです。面白いですよね!

アプリ化したら是非やってみようと思います。

次に、私が大人のプレゼンを見て感じたことを二つ書きます。

その1 分からないことはちゃんと聞く

プレゼン後、審査員による質疑応答が行われます。「そんなこと聞くの?!」と思う質問もありました。これに対して起業家さんは

「もう一度お願いします」「○○○ということで合ってますでしょうか?」などの確認をとるようにしていました。

その2 自信と熱を持って

堂々と熱くプレゼンすることが大切です。

今回は自分の提案する事業をプレゼンする場だったので、審査員の方は起業家さん方の熱量を大切にしていたそうですよ。

これらは、今後社会人になってプレゼンをする機会に直面した際、心掛けたいなと思いました。

最後に交流会と選考会後で学んだことを書こうと思います。

三人の方にお話しを伺えました。話しかけるときの緊張は今でも覚えています

登壇者の「一般社団法人たかすのす 渡邊慎さん」

審査員の方で「IIHOE 川北秀人さん」

審査員の方で「株式会社PEER 佐藤真琴さん」です

【渡邊慎さん】

Q.高校生時代にやっておいてよかったことはありますか?

A.大学生時代に委員会活動などを通して、模擬経営のようなものをやったのはいい経験だったと思います。学生のうちにたくさん活動しておくといいよ!

【川北秀人さん】

幅広く活動して、自分のやれることを増やしていくことが大切だよ。

例えば、資格勉強をしたけど試験には落ちてしまったとする。このために勉強した時間は無駄になるかな?確かに試験には落ちてしまったけど、君の中に知識としては残るよね。挑戦して無駄になることはないんだよ。そういうことを心掛けて学生時代を過ごすとより充実した時間になるんじゃないかな。

【佐藤真琴さん】

私ね、今は事業家として医療に関するモノづくり(抗がん剤により髪が抜けてしまった方へかつらの提供など)をしているの。理系の学部出身でモノづくりに詳しいからなんだけど、それに加えて看護資格をもってるから医療に関係するモノを作ろうって思ったのよね。

看護師の資格を取得したなら看護師になればいいじゃん、って思うかもしれないけど、今求められる人は「この資格もあの資格も持ってるけど、今は○○の仕事してるんです」っていう人だと思うの。持っている資格をダイレクトに使うんじゃなくて違うジャンルで自分の武器として使うことが大事だと思ってるよ。

すごくいい話が聞けたと思いませんか?進路に悩む、私を含めた多くの高校生にとって、気持ちが楽になったのではないでしょうか。少なくとも、私は「この資格をとってこの仕事に就かないと!」という思いが強かったので、この話を聞いて、なんでも挑戦して、自分の武器を増やしていこう!という気持ちになれました。

貴重な話をありがとうございました!

余談ですが、今回の選考会で名刺を 4 枚も獲得することができました。初名刺…!!! 大人への一歩って感じで、少し興奮してしまいました笑

最初は高校生の私が参加するのは少し場違いな気がして縮こまっていましたが、後半は勇気を出して色々な方とお話できて、すごく充実した一日になりました。

byなとる

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